例えばバイオマス。再生可能エネルギー固定価格買取制度も利用しつつ「宇部市バイオマス活用推進計画」のもと、昨年10月には県内で初めて「バイオマス産業都市」として国から認定されました。市内でもバイオマス発電事業者の方々が活躍しています。

みなさんご存知の「宇部方式」、ばいじん公害に苦しむ都市が条例に基づく発生源対策と、未然防止を全国に先駆けて達成したのは60余年前(条例による対策委員会設置から67年)。今もこの精神の元環境政策が行われています。

一方、ものづくりや化学で栄えている都市うべは、反面地域全体のCO2排出量の約80%が、臨海部に位置する工場群からのもので、パリ協定による温暖化防止策にとって欠かせない要素となっています。国はすべての自治体に対応する計画を定めるよう求めていますが、市ではいち早く「宇部コンビナート省エネ・温室効果ガス削減研究協議会」と共同して取り組みを進めています。