渡りをする蝶で、秋になれば見る事が出来ます。「好物」はフジバカマなどの蜜をたくさん出す花々です。吸蜜植物といって、ツワブキ、アザミ、セイタカアワダチソウなど、晩秋になるとビワやサザンカなどもそうです。こうした食性の所にアサギマダラが飛んでくるとすると、ガーデニングに取り入れるというのも一考です。

現に宇部でもフジバカマを積極的に植えたり、マーキングで調査したりが研究者のてで行われているようです。いずれにしても謎の生態は十分に解明されていない、それがまた魅力なのかもしれませんね。

「山と渓谷社」の記事によると、アゲハ、モンシロチョウは蛹で、キチョウやアカタテハは成虫で、オオムラサキは幼虫で、ミドリシジミは卵で越冬しますが、アサキマダラは決まった形態がないというのです。生まれ故郷が熱帯で季節がはっきりしないから?と想像されます。また羽化してから成熟するので、交尾もおそい。幼虫はががいも科の植物を食べるので、成虫になっても鳥の餌食になることはほとんどない、等の特徴を持っています。

夏になる前に秋の話題で恐縮ですが、いまからフジバカマを植えて、どちらも美しいので観賞できるようがんばってみますか。(❤。❤)